ひとりが嫌で、今日も笑う。


気まずい沈黙が消えないまま歩き続け、家の扉の前で止まった。

「じゃあね〜」


航斗が低く言う。

航「明日も来い」

「……うん」


伊織がふわっと笑う。

伊「明日も一緒!」

斑「明日も来なかったら引きずり出す」

迅「合理的ですね」

叶「……明日」


私は笑った。

「うん」


鍵を開け、扉を開ける。

みんなの方に振り返る。


「みんな、ありがとね」

その瞬間、航斗が少しだけ目を細めた。


航「礼言うな」

「え?」

航「礼言われるほどじゃねぇ。普通だ」