ひとりが嫌で、今日も笑う。


帰り道は、沈黙が多かった。

私はそれが怖くて、無理に明るく喋った。


「ねぇ、今日の授業さ〜」

伊「うんうん!」


伊織は笑って返してくれる。

斑は適当に頷く。

迅は少しだけ微笑む。

叶兎は「……ん」とだけ言う。

航斗は何も言わない。


ただ、私の歩く速度に合わせてくれる。

その沈黙が、妙に落ち着いた。


でも私は、ふと思ってしまった。

もし、この人たちがいなくなったら……。


胸が冷える。

唇を噛んだ。


『寒い』

叶兎の言葉がまた響く。