ひとりが嫌で、今日も笑う。


放課後、校門を出ると黒月がいた。

航斗が私の方に目を向ける。


航「行くぞ」

「……うん」


答えてしまう。

その瞬間、遠くから女子の声が飛んだ。


「ほら、また」

「ほんと調子乗ってるよね」


私は笑って、聞こえないふりをした。

でも、今回は違った。


斑がその声の方へ振り返った。

斑「……おい」

航「斑、やめろ」

斑「でもよ……!」


迅が静かに言う。

迅「航斗。放置すれば、透羽さんは壊れます」


航斗は舌打ちした。

航「……透羽」

「なに〜?」