伊織がふわっと笑う。
伊「うん、もう少しだけじゃなくて、ずっとだよ」
斑「調子乗んなよ伊織」
迅:ですが、伊織の言葉が正しいですね」
叶「……ずっと」
航斗は短く言った。
航「決まりだ」
私は笑って、目を閉じた。
怖い。
でも、少しだけ温かい。
それ以来、黒月と一緒にいることが増えた。
屋上で笑って、帰り道を一緒に歩いて、たまにコンビニに寄って。
それだけ。
それだけなのに、私の世界は変わり始めた。
変わるのが怖いのに、変わらない世界はもっと怖い。
私は、少しだけ笑えるようになってしまった。
嘘じゃない笑いが増えてしまった。
そのことが、怖かった。
