屋上の扉が閉まった瞬間、世界の音が遠くなった。 風だけが吹く。 航斗、迅、斑、伊織、叶兎が私の前に立った。 逃げ道がない。 航「お前、さっきの聞いて笑ってたのかよ」 「うん」 即答した。 斑が目を見開く。 斑「はぁ!?なんでだよ!」 「だって、どうしようもないじゃん」 迅が静かに言う。 迅「あなたは慣れているのですか」 「慣れてるよ〜」 伊織が震える声で言った。 伊「透羽ちゃん、平気じゃないでしょ…」 「平気だよ〜」 叶「……嘘」 「嘘じゃないよ〜」