記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

それがきっかけでビーナスに会いに三崎ファームに観光客が訪れるようになった。

三崎が乗馬体験ができるように企画して土日には大盛況なのだと、ちょっと疲れた様子で報告してくれた。

ロケには北海道の三崎牧場を借りて撮影が行われたのだが、三崎がずっとマリたちをフォローしてくれた。

マリはビーナスと長く過ごせてとても幸せな撮影だった。

マリは子連れで三崎ファームに泊まり込んでいたのだが、三崎はマリの1歳に満たない長女の世話も楽しんでやってくれた。

ユキが北海道には度々は来れないのだが、1泊でも日帰りしてでもマリと長女に会いに来た。

ビーナスもマリと一緒に居られるのを喜んでいるようだった。

ビーナスはマリを乗せて走った。

撮影ではそんな乗馬のシーンが多くあったのだ。

マリは東京の乗馬クラブでレオンに乗っていたので練習する必要もなくビーナスとの乗馬シーンを楽しんだ。

その後のマリには戦国時代の馬に乗って戦う女剣士の役まで回ってきた。

ビーナスのお陰で三崎グループには十何億という莫大な賞金が入りその関連で三崎ファームも馬具の製造販売の方も盛り返したそうだ。

それまでに乗馬クラブは首都圏のクラブを入れて10件ほどに縮小されていたのだが、“走れ!ビーナス!”の映画が大ヒットしたので乗馬クラブも入会がかなり増えたようだ。

三崎は閉鎖したクラブを残念に思ったと言っていた。

ビーナスの産んだ仔馬8頭も、高額な値段でいい馬主に引き取られたようだ。

ビーナスが産んだ最後の仔馬は残されて、三崎が育てている。

三崎はグループの中枢を退いて三崎ファームで馬を育てる事業に注力していく事にしたと言って、北海道に移っていった。

三崎グループは5歳下の弟が継ぐようだ。

三崎は今は第二のビーナスを育てると言って頑張っている。

たまに東京に出てくるとマリに会いたがったのでユキと3人で食事に行くようにしている。