記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

2年後マリが施設を退所したら一緒に暮らせるように大学まで自転車で行ける距離で駅までも近い所を探した。

築年数は古いが中はリフォームもしてあってそれなりに小奇麗な1LDKのアパートを見つけた。

学生街だったので家賃もそれほど高くなかった。

院長先生が保証人になってくれたので退所した後すぐにそこに住めるようになった。

大学に通い勉強をしながら家庭教師や夜は工事現場で働きながら、マリが18歳になって養護施設を退所して一緒に暮らせる日を心待ちにした。

マリはホテルのレストランで高校の3年間バイトをして卒業後そのホテルに正社員で雇ってもらえた。

マリの給料とユキの家庭教師代を足せば二人で充分やっていけるので、夜の工事現場のアルバイトはやめた。

ユキは3年生からは3人の高校生の家庭教師だけのバイトにした。

マリと一緒に暮らし始めてた後はマリが働いてユキを支えてくれた。

マリの為にも予備試験に合格しなければと勉強に励むユキだった。

無事予備試験に合格し4年生には司法試験にも合格した。

マリが働いて支えてくれたおかげだった。

司法試験に合格した時、ユキはマリにプロポーズした。

その日は仕事が休みだったマリに一緒に結果を見に行こうと言ったのだが怖くて行けないと言って家で待っていた。

ユキは花屋でマリの瞳の色と同じブルー系の花束を作って貰って家に帰ってきた。

そして膝まずいてその花束をマリに渡し

「青い瞳(ヒトミ)の俺のビーナス一生大切にすると誓う。どうか俺と結婚してください」

と言った。

マリははらはらと青い瞳から美しい涙を流して何度も頷いてくれた。

そしてその夜二人は、本当の意味の恋人で婚約者になった。