記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

2人は道を渡ってくる。

どうもこの店に来るようだ。

やばいと思いながら今出て行けば鉢合わせするかもしれない。

ユキは急いで眼鏡をかけた。

調査に行くようなこともあるので、眼鏡と帽子は一様バックに入れてある。

大きな書類バックも見えないようにテーブルの下にしまった。

やはり二人は入ってきた。ユキの二つ後ろの席に座ったようだ。

注文をして話始めた。女の声で

「でも、ユキさんの同棲相手が来るとは思わなかったですね。かわいい子だったんでモデルになりたいとかっていうのかなって思ったら、マリさんに合わせて下さいっていうからびっくりした」

「うん、田舎の子っていう感じはしたけど素直そうな子だったな。ユキが言ってた妹だと思っているというのは本当だったんだな」

「でも、今更ですよね。マリさんどこに居るかわからないですもんね」

「まだ、ドラマや映画のオファーが来るんだから惜しいよな。早くけりつけて女優としてやっていけばいいのにな」

「そうですね。演技も自然で役になり切って演じているって監督がすごい褒めていましたよね」

「そうだな、俺もちょっとびっくりしてるんだ。モデルより女優の方がマリには合ってると思うよ。マリにもそう言ったんだ。マリ自身もモデルより女優の方が面白いって言ってたな。その辺もよく考えろって言ったんだ。マリなら立派に女優として演技派でやっていける。ただ目の色がなあ。役も限定されるからその辺が難しいよ」

「今はカラコンがありますから心配ないですよ。でもマリさんどこにいるか貝原さん知ってるんですか?」

「いや、ただ暖かい所に行きたいって言ってたから沖縄じゃないかと思うんだけどな、なんでもお母さんは沖縄出身らしい」

「そうですか。早く帰って来てくれるといいですね」

そこで食事が来たので、二人の会話がやんだ。

2人は食事を終えるとすぐに帰っていった。

ユキは二人の会話から、今日裕美が事務所を訪ねて行ってマリに会いに行った事を知った。

そしてマリがこの東京に居ない事も…