記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

でも、昨日の夜ドラマにマリが出ていたのにはびっくりした。

モデルだけじゃなくて女優もやり始めたんだ。

ユキはどんどん遠くに行ってしまうマリを想って胸が苦しくなった。

でも、今の自分はまだマリに会いに行くわけにはいかない。

裕美と一緒に暮らしているのだ。

何とか裕美に自分の気持ちを分かってもらいたい。

裕美の事は妹としか思えないのだ。

昨日の夜、裕美が突然下着姿で抱いてほしいと言ってきたのにはびっくりした。

でもマリへの気持ちをはっきりと裕美に言ったのでわかってもらえたなら、裕美と男女の関係にはなれないと理解してくれたのではないかと思う。

今日はこのまま次の訪問先に行ったら上がっていいと言われている。

今、ユキは法人契約の顧問弁護士を3社任されている。

そのうちの1社が、客に訴えられていて今その事案を解決する為に動いている所なのだ。

裕美には今日は遅くなると言ったが、そんなに遅くなる予定ではなかった。

でもユキは昨日の事があって裕美はきっと気まずいだろうからと思いそういったのだ。

今朝も裕美は起きてこなかった。

裕美は東京は嫌だと言っていた。

最初は珍しくてあちこち一人で観光していたが、さすがにもう半年もすると行くところもないのだろう。

働くのもいいと思うと言ったのだが、そこまで自信がないようだ。

田舎者には無理だよと言っていたが、パートでも、バイトでも仕事を探す気もなかったのだ。

それはここで長く暮らすつもりはなかったと言う事だと俺は思っている。