記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

高校ではユキは剣道部に入って部活とバイトを並行しながら頑張っていた。

ユキは公立の有名校に通っていたので、小学生の家庭教師を頼まれることもあり、バイト代はとてもよかった。

二人はマリが18歳で施設を出たら一緒に暮らすためにお金を貯めていたのだ。

ユキは2年先に退所して大学は日本最高峰の大学の法学部に合格して学費は奨学金制度を利用して大学に通った。

ユキは弁護士を目指していたのだ。

大学在学中に予備試験を受け4年生には司法試験に合格するのだと決めていた。

そしてマリと結婚するのがユキの夢なのだ。

マリのウエデイングドレス姿は綺麗だろうなあと楽しみで仕方がない。

マリに楽をさせたい為にユキは頑張れるのだ。

なぜ弁護士になりたいのかとよく聞かれるが、何かあった時にマリを守れるからだ。

お世話になった施設には理不尽にも親だというだけである程度の歳になると働かせるために引き取りに来るくずの親もいた。

でも施設の職員も引き取ると言う親を拒むことはできなかった。

どんなにくずの人間でも戸籍上の親なのだ。

その子は泣いて行きたくないと言ったが、結局親に引きずられるようにして連れていかれた。

その子は、たったの14歳で親に売春をさせられてそんな自分が嫌になったと言って首をつって自殺した。

大人は誰も助けてはくれなかったのだ。

それがユキには悔しかった。

とてもやさしいお姉さんだったその女の子の死はユキやマリそして職員の先生方にも衝撃だった。

みんな自分の力の無さに打ちひしがれていた。