記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

でも、その後二人の写真が撮られていて週刊誌に記事が出てしまう事になった。

貝原にはすごく怒られた。

三崎にも申し訳ないと心底悔いた。

でも三崎は気にもしていなかったそれよりそんな記事が出たことを喜んでいるようだった。

その後も三崎とはレオンに乗りに行ったその後は食事する流れで何度も会っていた。

だが記事が出た後2カ月ほどした頃に三崎グループの社長つまり宗吾の父親に呼び出された。

社長は忙しいだろうにマリの仕事の都合に合わせてくれた。

連絡があった後2日後に先日三崎が連れて行ってくれたホテルのフレンチレストランに午後3時に会う事になった。

このフレンチレストランは三崎家の御用達か何かなのだろう。

午後三時というレストランの営業時間外に使えるなんてすごい。

マリはそんなことを想いながら大体の話は想像がつくので、気楽な気持ちで出かけて行った。

やっぱり個室に案内された。

先に来ていた三崎グループの社長はコーヒーを飲んでいた。

「お待たせしてすみません」

そういってテーブルの社長の前に腰を下ろした。

「いいえ、時間通りですよ。私が早く来すぎたんです。飲み物は」

と優しく言ってメニューを差し出してくれた。

マリもコーヒーを頼んだ。

「単刀直入にお願いする。宗吾とは別れてほしい。今、宗吾には会社の行く末をかけた縁談があるんです。馬関係の産業の業績が悪くてそれに足を引っ張られて全体の業績にも影響が出てきているんです」

「そうなんですね。実は2カ月ほど前に結婚を前提にとお付き合いを申し込まれましたが、まだ返事はしていません。きっとご両親は反対されると思っていたので、私養護施設の出なんです。大学も行っていませんし」

そこまで言うとコーヒーを飲んで一息ついた。

三崎の業績と言われても何もわからない。

ただ三崎とは結婚なんかできないことはよくわかった。

「そして週刊誌にありもしない事を書かれてご迷惑をおかけしてしまいなんとお詫びすればいいかわかりません。乗馬クラブの方ももう行きませんからご安心ください」