記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

その後二人は馬主席に行った。

マリは知らなかったがそこには三崎グループの社長夫妻もいたのだ

そしてビーナスは必死に声をかけるマリのお陰か見事優勝したのだ。

3頭が最後のゴール前で並んでいた時、マリは思わず絶叫していた。

「走れ!ビーナス!」

その声が聞こえたのかビーナスがあたま一つ抜け出して最後には半馬身差でゴールを駆け抜けた。

マリと三崎は大喜びで思わず抱き合っていた。

三崎は信じられないと言って馬主席の皆におめでとうと声を掛けられても、放心していた。

写真撮影に表彰やその後の手続きに行かなければならないのに三崎は二の足を踏んでいる。

早くいかないとと心配するマリに”社長たちが来ている大丈夫”という三崎。

少しすると三崎の所に、三崎によく似たロマンスグレーの男性と着物姿が美しい女性が近づいてきて

「宗吾、やったな。お前の馬だ行って来い」

と言って三崎と握手していってしまった。

「さあ、三崎さん行って来て私はタクシーで帰るから心配しないで」

「ダメだよ。こんな所でマリさん一人にはできないよ。父さんたちに頼んでくるよ。三崎グループの馬なんだから」

「でも、ビーナスに会ってねぎらってあげないと三崎さんを待ってるわよ、あの子」

そういうとマリは三崎の背中を押して、自分は出口の方に向かっていった。

また連絡すると言って三崎はパドックのほうに走っていった。