記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

俺は恵子さんの葬儀の後まだふさぎ込んでいる裕美に記憶が戻ったこと俺は弁護士で刈谷宣之でもうすぐ28歳になる。

そう言ってとりあえず務めていた弁護士事務所に、行ってこなければならないから東京に行ってくると言った。

裕美は“絶対に帰って来て“ケンが帰ってこなければ私は生きていけないから死んでしまうと言って縋った。

あの女の所には帰らないでここに居てくれないとどうしていいかわからないと言って泣いた。

必ず帰るから3日間我慢してほしいと言って今日東京に出てきた。

まず、マンションに行ってスーツに着替えた。

ダイニングテーブルの上にマリの手紙があった。

2人で貯めた貯金通帳が置いてあった。

名前は刈谷宣之となっている。

そのハンコも一緒に置いてあった。

これはユキのお金だからと書いてあった。

そんなわけない。これはマリが働いて節約してためたお金だ。

いつか分譲のマンションを買うための頭金にしようと、その為に一生懸命節約してためていたのだ。

見るともう1000万近くたまっていた。

他には何も書いてなかった。俺に恨み言の一つも書いていなかった。

ただ最後に”ユキ今までありがとう。幸せになってね”と書いてあった。

マリは裕美の事を誤解しているのだ。

いつだって自分が我慢すればいいと思ってしまうマリだ。

ああマリに会いたい”青い瞳の俺のビーナス“に会いたい。

でも先に伊藤先生の所に行かなくては伝えるべきこともあるのだ。その証拠も…