ユキは、背も高く養護施設では、力仕事もやっていたのでヒョロヒョロの男の子ではない。
顔も濃い眉毛に長いまつげが真っ黒な大きな二重瞼の目を覆っている。
鼻も高くすっと整っている。
口は口角が上がりいつも優しく微笑んでいるようだ。
そんなイケメンのユキは女の子によくもてた。
小学校の高学年になるとバレンタインデーにはたくさんのチョコレートを鞄にいっぱい貰ってきていた。
中学制になると、もっとたくさんもらってきた。
それを皆で分けて食べるのが小さな子供達には楽しみでもあった。
でも、中学3年生の時からバレンタインデーにチョコレートをもらってこなくなった。
小さな子供たちはどうして貰ってこないのと聞いたが“人気が無くなったんだよ”と言って笑っていた。
本当はすべて断っていたからだとマリは知っていた。ある時
「ユキ、なぜバレンタインのチョコを断ってるの?」
と聞いたマリに
「気持ちもないのに貰うのは悪いだろ。俺は好きな子に小さなチロルチョコ1個もらえればそれでいいんだ」
「ええっ、ユキ好きな子いるの?」
と驚くマリに
「うん、目の前に」
と言って顔を赤くした。
「わ、私?」
「うん、だめか?」
ぶんぶんと顔を横に振るだけで精いっぱいだったマリは、その夜は嬉しくて眠れなかった。
顔も濃い眉毛に長いまつげが真っ黒な大きな二重瞼の目を覆っている。
鼻も高くすっと整っている。
口は口角が上がりいつも優しく微笑んでいるようだ。
そんなイケメンのユキは女の子によくもてた。
小学校の高学年になるとバレンタインデーにはたくさんのチョコレートを鞄にいっぱい貰ってきていた。
中学制になると、もっとたくさんもらってきた。
それを皆で分けて食べるのが小さな子供達には楽しみでもあった。
でも、中学3年生の時からバレンタインデーにチョコレートをもらってこなくなった。
小さな子供たちはどうして貰ってこないのと聞いたが“人気が無くなったんだよ”と言って笑っていた。
本当はすべて断っていたからだとマリは知っていた。ある時
「ユキ、なぜバレンタインのチョコを断ってるの?」
と聞いたマリに
「気持ちもないのに貰うのは悪いだろ。俺は好きな子に小さなチロルチョコ1個もらえればそれでいいんだ」
「ええっ、ユキ好きな子いるの?」
と驚くマリに
「うん、目の前に」
と言って顔を赤くした。
「わ、私?」
「うん、だめか?」
ぶんぶんと顔を横に振るだけで精いっぱいだったマリは、その夜は嬉しくて眠れなかった。



