記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

そうして、ユキは無事司法修習としての1年間を過ごして、一弁護士事務所で働き始めた。

お給料はかなりもらえるようになり、マリは好きな事をすればいいんだよと言ってくれたが、マリは体を動かす事も好きなので家にじっといる生活は無理だと思う。

だから働き続けたいと言った。ユキはそうかといって、マリの好きにすればいいと言ってくれた。

マリはお料理を習いに行くことにした。

パン作りと家庭料理が両方習える講座があったのでそのコースを取った。

ちょっといいオーブンレンジに買い替えたのが、すごい贅沢をした感じでそのオーブンレンジが来た時にはすごくうれしくてワクワクした。

料理教室の受講料も結構な値段がするのでどうしようかと2~3ケ月悩んでいたのだ。

ある日ユキに“マリ何か悩み事?仕事場で何か嫌な事でもあった?”と聞かれたので、料理教室の受講料が高いからどうしようか迷ってると言ったら、大笑いされて”弁護士の奥様が何を言ってるんだ。俺はマリに贅沢させるために頑張って弁護士になったんだぞ。すぐに申し込んで来い“といって叱られた。

半年もすると、ちょっといいマンションに変われる位にお金がたまったが、このマンションにも愛着があるしどうせならマンションを購入できるくらいの頭金をためて分譲のマンションを買おうという事になった。

マリはまた新たな目標ができたことで働くことに意欲が出たし、節約生活も楽しんで続けた。ただ、食事が少し贅沢になった。

朝はマリが作ったパンに野菜が中心のメニューで、相変わらずお弁当を作っているがお肉は少しランクの良いものになったし、お米も上等なものになった。

ごはんが大好きなユキに美味しいご飯を食べさせたかったのだ。

料理教室に行くようになってから、夕飯の料理やお弁当のおかずも豪華なものになった。

ユキにはバランスのいい食事を食べてもらいたいとその辺も考えて作るようになった。

料理が好きなマリには楽しい事だった。

ユキはいつも隙があるとキスしてくるしハグしてくる。

朝食を作っているマリを後ろからバックハグしてマリの首に鼻を押し付けて、匂いを嗅ぐのが好きなのだ。

フライパンを使っていたり包丁を使っている時は危ないのでやめてと言うと拗ねた顔をする。

まるで子供のようだ。

だから必ず”おはよう”と言ってハグするようになった。

”これならいいだろう?”と言ってどや顔をしているのだ。

本当に子供みたいだ。弁護士には到底見えない。