記憶を無くしたイケメン弁護士は運命のビーナスを取り戻せるか!

でもマリは狭いけれどこのマンションが気に入っているようだ。

100均グッズを工夫してキッチンやちょっとした隙間にとても上手に収納を作っている。

リビングのテレビ台もこれは100均ではないけれどカラーボックスを上手に積み上げておしゃれな壁面収納にしている。

カラーボックスと言っても使っているのは白と黒のボックスだ。

そこに小さいけれどテレビも置いているのだ。テレビはあまりつけないのだが…

ユキの勉強の邪魔になるからと言って、マリは携帯の無料の小説サイトで恋愛小説を読み始めて今ではすっかりはまっている。

何か音がないと隣の部屋の音が気になったりするので、オーデイオ機器だけは中古だけどいいものを買った。

ユキはマリがキッチンで料理をしたり部屋の掃除や片付け、洗濯物を畳んだりしているのを見ながら勉強するのが好きだった。

寝室に机があるのにいつもダイニングテーブルで勉強しているのだ。

マリはソファーに座りながら携帯で本を読んでいてそのままよく寝落ちしている。

そんな時はユキがマリを抱き上げてベッドに連れていくのが定番になっている。

二人で暮すようになって揃えたものは全てリサイクルショップで安く手に入れたものばかりだ。

新品を買ってやることができなくてユキはマリに“ごめんな、その内ちゃんとした弁護士になって、高給取りになるからそれまで待っててくれ”と言っている。

でもマリは“こうして工夫して暮らしているのが楽しいんだからいいんだよ”と言って優しい笑顔で笑っている。

化粧品もコンビニで売っているようなプチプラで洋服もほとんど買わない。

制服があるから通勤にそれなりの格好ができればいいと言って、上手に手持ちの服を着回している。

スタイルがいいので何をきてもそれなりの服に見えるところがすごい。

化粧もほとんどしないのにいつもきれいで輝いている。

“青い瞳の俺のビーナス“はいつも最高に可愛い。

そう言うと必ず頬を染めて微笑むマリはまさにビーナスだ。