バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~

わぁぁぁーっと歓声が聞こえて体の底からひしひし湧き上がってくる、楽しいっておもしろいって気持ちいいって。

いろんな感情が溢れ出して今最高に気分がいい、最高潮に気分が上がってるのが自分でもわかったの。

「ひなぁーっ!スマッシュ最高ぉーーっ!」

タタッと陽向が駆け寄ってくる、大きな口を開けて陽向もきっと同じ気持ちだった。
右手を上げてわたしの元へ走って来る、でもわたしと顔を合わせた瞬間ハッとして手を下ろしそうになって。

「あ…っ」

ちょっと困った顔をして、ピタッと足を止めるから。

だからわたしが一歩近付いた。

「陽向!」


パァン…っ!


下ろしそうになった陽向の手に向かって、ラケットを振るみたいに手を合わせた。

「ナイス陽向ー!」

「ひな…」

「絶対陽向なら拾ってくれると思ってた!」

「…っ」

はじけるような音は体育館に響いて、じんっと熱くなった手にもっと勇気をもらったみたい。

「ひなも!すっげぇよかったよ!!」

目を合わせるの、そしたらうんって頷いて。

まだまだイケる、もっとイケる。


陽向となら、だってわたしたちはー…


「ひなひな最強だね!」