連れられるがままに少しだけ体育館から離れて、だけどすぐにジャージを掴む手は離された。
触れてないのに、まだ陽向の体温が残ってるみたいで変なの。
「ひな、大丈夫?」
「え、うん…大丈夫」
外は風が吹いていてひゅーっと吹くたび少しだけ熱を持った頬に当たって気持ちがよかった。
だけど下を向いちゃった、陽向の顔が見られなくてうつむいちゃった。
「陽向…」
「だから自分のこと考えなよって言ったのに、ひなは男子が嫌いなんだから気を付けなよ」
ふぅっと静かに息を吐く音が聞こえた。
呆れてるよね、うんざりしてると思うんだ。
もうペアでもなんでもないのに、また陽向のことー…
「ごめん」
ぎゅっとジャージの裾を握りしめた、声を振り絞るようにして。
「わたし、陽向のこと考えてなかった…自分のことばっかりで陽向の気持ち考えようともしなくて、陽向のこと傷付けてた!」
顔を上げた、涙でにじむ瞳はぼやっとして陽向のことがうまく見られなかったけど。
でもちゃんと言いたくて伝えたかったの、わたしの気持ち。
「ペアだったのに全然わかろうとしなくて…っ」
それで、知りたかったんだ陽向の気持ちも。
「だからっ」
「傷付いてないよ」
触れてないのに、まだ陽向の体温が残ってるみたいで変なの。
「ひな、大丈夫?」
「え、うん…大丈夫」
外は風が吹いていてひゅーっと吹くたび少しだけ熱を持った頬に当たって気持ちがよかった。
だけど下を向いちゃった、陽向の顔が見られなくてうつむいちゃった。
「陽向…」
「だから自分のこと考えなよって言ったのに、ひなは男子が嫌いなんだから気を付けなよ」
ふぅっと静かに息を吐く音が聞こえた。
呆れてるよね、うんざりしてると思うんだ。
もうペアでもなんでもないのに、また陽向のことー…
「ごめん」
ぎゅっとジャージの裾を握りしめた、声を振り絞るようにして。
「わたし、陽向のこと考えてなかった…自分のことばっかりで陽向の気持ち考えようともしなくて、陽向のこと傷付けてた!」
顔を上げた、涙でにじむ瞳はぼやっとして陽向のことがうまく見られなかったけど。
でもちゃんと言いたくて伝えたかったの、わたしの気持ち。
「ペアだったのに全然わかろうとしなくて…っ」
それで、知りたかったんだ陽向の気持ちも。
「だからっ」
「傷付いてないよ」



