「やめろよ、嫌がってんだろ」
鈍い音と同時に、体が軽くなった。
ふと階段の下を見れば湊くんが転がっていて、階段の上を見れば…
「陽向…!」
片足を上げたまま立っていた。
その足で湊くんを蹴り飛ばしたから、思いっきり。
「お前何すんだ…っ」
「何するも何も悪いのはお前だろーが」
とんっと階段を下りてわたしの隣にしゃがみ込む。
湊くんの方を睨みつけて、キリッと上げた眉はいつものきゅるっとした陽向じゃない。
「加藤には関係ないだろ!俺はひなちゃんと話してたんだよ、ひなちゃんと2人で話があるんだよ!だって俺とひなちゃんはっ」
「関係あるよ」
すくっと立ち上がった、まだ階段下で体を起こすだけで立ち上がれない湊くんを見下ろして。
「ひなは僕の元ペアだから」
…っ。
どうしてか胸がきゅぅっとなって息が苦しくなった。
さっきよりも息がしやすいはずなのに苦しくて、でもほっと温かくもあって。
陽向が来てくれたことがうれしかった。
本当はとっさに浮かんだの、助けてって思った時…
陽向の顔が1番に浮かんだの。
「陽向…」
鈍い音と同時に、体が軽くなった。
ふと階段の下を見れば湊くんが転がっていて、階段の上を見れば…
「陽向…!」
片足を上げたまま立っていた。
その足で湊くんを蹴り飛ばしたから、思いっきり。
「お前何すんだ…っ」
「何するも何も悪いのはお前だろーが」
とんっと階段を下りてわたしの隣にしゃがみ込む。
湊くんの方を睨みつけて、キリッと上げた眉はいつものきゅるっとした陽向じゃない。
「加藤には関係ないだろ!俺はひなちゃんと話してたんだよ、ひなちゃんと2人で話があるんだよ!だって俺とひなちゃんはっ」
「関係あるよ」
すくっと立ち上がった、まだ階段下で体を起こすだけで立ち上がれない湊くんを見下ろして。
「ひなは僕の元ペアだから」
…っ。
どうしてか胸がきゅぅっとなって息が苦しくなった。
さっきよりも息がしやすいはずなのに苦しくて、でもほっと温かくもあって。
陽向が来てくれたことがうれしかった。
本当はとっさに浮かんだの、助けてって思った時…
陽向の顔が1番に浮かんだの。
「陽向…」



