バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~

え…?

湊くんがぺこっとわたしに頭を下げた。

「こないだは、なんてゆーか…間違えたかなって」

湊くんのつむじが見えるくらいぺこっとしたから、湊くんがそんなふうに思ってくれてるなんて思わなくてびっくりしちゃった。

「いきなりあんなことして!あれは違ったよな~って、マジでごめん!!」

顔を上げた湊くんは必死な表情で手を合わせてた。

「湊くん…」

男子はわたしの嫌がることばっかして、話してもしょうがないと思ってた。

話したってわかってくれないって…


だけど違うのかな?
ちゃんと話してみたら変わるのかな?


「俺、ひなちゃんと仲良くなりたいから!」


嫌だなって思うんじゃなくて、仲良くなりたいって思ったら変えられるのかな?

まずは自分の気持ちから変えてみたら、変えられるのかなー…


「…ううん、わたしの方こそごめんなさい」

ぺこっと頭を下げた、湊くんに向かってつむじを見せるみたいに。


きっとね、わたしも間違ってた。

勝手に決めつけてたの、男子は嫌なものだって。


でも本当はそんなのわからないのに、わたしに嫌がらせをしていた男子が今目の前にいるわけじゃないのに。


「わたしも湊くんと仲良くなりたいって思ってる」

だって湊くんはこんなわたしにたくさん話しかけてくれて、仲良くなろうとしてくれてたのにー…


「俺マジでひなちゃんのことかわいいなって思ってるから!」


………は?