バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~

ずっと自分のことしか考えてなかった。

相手のことなんか考えたことなかった、ペアでする競技なのに。


「……。」


ずーんと気が重い、陽向と話してからずしっと重たい鉛でも落ちて来たみたいに。


…わたし、ずっと陽向のこと傷付けてたよね?

男子のことが苦手だったから、一緒になんかやりたくないって一緒にやるなんて最悪だって…


でもそれはわたしの気持ちで、陽向の気持ちを考えてなかった。


男子は男子だけど陽向は陽向なのに、陽向のことを見てなかった。



ペアだったのに、わたしたち。



“ペア交換したいってひなずっと言ってたじゃん?”

頭から離れなくて、わたしが言い続けてきたことなのに胸にズンッと落ちて来た鉛が痛くて。


陽向だって嫌だったよね?

そんなことばっか言ってる相手とペアなんて、やりたくなかったよね?


でも今になって思っちゃうの、思い出しては泣きそうになる。


“ひなナイスー!!”

陽向とするバドミントンは楽しかったって、どこまでも自分勝手で嫌になる。