ライバルの君が番になるとき。

「ここの高校に入れない」

古屋がそう言い、私はその言葉にコクコクと縦に首を振った。

「・・・・・・」

古屋は何も言わずに私の頭を撫でた。

*  *  *

お父さんと陽汰が引っ越しをして暫く。

学校から帰ってお母さんが少ししてから帰ってきた。

ガランとした1階にあるお父さんと2階にある陽汰の部屋を見ると二人がいなくなったんだなと感傷した。

「優架、あのね話が」

お母さんにそう言われ、離婚すると言われたときのことを思い出した。

ピーンポーン

でも、お母さんがそう言った途端にインターホンが鳴った。

「あっ!来た!」

お母さんが少し嬉しそうにそう言った。

お母さんはそのまま扉の方へ行った。

え?え?

困惑してしまい、私は急いでドアの方へ行った。

「うちのバカ息子をよろしくお願いします」

「いやいやこちらこそ“深津都”くんに優架を守ってくれるんですから〜」