ライバルの君が番になるとき。

古屋は校舎裏の壁に凭れるように私を座らせた。

「・・・・・・」

気まずそうな顔の古屋。

「よ・・・・・・う、た・・・・・・」

私の口から無意識にそんな声が溢れた。

その瞬間、古屋が顔を顰めた。

「・・・・・・誰だよ」

古屋はそう言ってしゃがみ、私の背後に両手をつき、逃さないとでも言うような鋭い目つきで私に顔を近づけた。

私は古屋がそんなに起こる理由がわからず、またなぜかそれに恐怖を感じ涙がもっと溢れた。

「おとう、と・・・・・・」

弱い声でそう言った。

「弟が原因で腰抜かした・・・・・・?」

古屋はなぜか悲しそうな顔をした。

「・・・・・・え、っと・・・・・・」

別にこいつならこのまま誤解されたままでもどうでもいい。

そのはずなのに・・・・・・どうしたか弁解しなくてはと考えてしまった。

「おかあ、さんと、おとうさ、んが・・・・・・離婚する、か、ら・・・・・・陽汰がお父さ、んとで、私がおか、あさんとだから・・・・・・」

自分の口からポロポロ溢れる言葉がどうしてか止めれなかった。

「陽汰、が、ここの高校、来る、って・・・・・・言ってた、のに・・・・・・おとうさ、んと、よう、たが、引っ、越すから・・・・・・」