ライバルの君が番になるとき。

私がそう言うと陽汰は顔を暗くした。

「そんなの分かってるよ・・・・・・だけど・・・・・・まだ別れる前なら・・・・・・やり直せるかも知んないじゃん・・・・・・」

陽汰の気持ちが痛いほど分かる。

まだ別れてない。

今引き止めればなんとかなるかもしれない。

私もそう思った。

けど、もうボロボロになったお父さんとお母さんの仲はもう戻せなくて。

だから結局、諦めるしかないんだよ。

「・・・・・・」

私はもう反論できるほどの心に余裕は残ってなかった。

「ごめんね・・・・・・ごめんなさい・・・・・・」

涙をこぼしながら言うお母さん。

・・・・・・お母さんだって陽汰と離れるのは嫌に決まってる。

*  *  *

私とお母さんが今住んでいる家に住んで、お父さんと陽汰が違う家明後日に引っ越す。

「・・・・・・いってきます・・・・・・」

私は暗い声で学校へ向かった。

正門前で私は腰をいきなり抜かした。

なんでか分からないけど、正門を見た途端に足から力が抜け地面にへたり込んだ。