ライバルの君が番になるとき。

陽汰はその言葉にひどく反応を見せた。

「姉ちゃんと・・・・・・母さんと・・・・・・離れるの・・・・・・!?」

陽汰の声に私は心におもりが落ちてきた。

「嫌だよっ!なんで!?俺、中学上がったばっかだし!姉ちゃんだって高校上がったばっかじゃん!二人が仲悪いの知ってる!でもなんで俺と姉ちゃんの話聞かないでそうやって勝手に決めるの!?」

いつも「冗談冗談!」って笑ってる陽汰が目に涙をためながらそう叫んだ。

「陽汰、それは分かってるの。でもね、お父さんとお母さんはもう耐えられないの」

「だからってなんでっ・・・・・・」

陽汰はまだ声変わりしてない少し高い声で泣き始めた。

「嫌だよっ・・・・・・嫌だっ・・・・・・」

・・・・・・。

私は何も言えなかった。

ただただ陽汰のことを見つめるしか出来なかった。

「陽汰・・・・・・」

私はそう声を漏らした。

「姉ちゃんだって俺と父さんと離れる嫌じゃないの!」

「嫌だよ!」

陽汰が私に叫んでくるから私は叫び返した。

「嫌だよっ・・・・・・嫌だけど・・・・・・仕方ないじゃん・・・・・・」