ライバルの君が番になるとき。

「うん」

相変わらず話すのはお母さんだけ。

お父さんがこんなに静かなのはきっと親権がお母さんに決まったからなんだと思う。

・・・・・・待って。

お母さんとお父さん仲悪いけどどっちかが親として終わってるわけじゃない。

てことは陽汰と私、今日でお別れになるかもしれない・・・・・・?

この空気感だけでここまで考察の行く私を褒めてほしいぐらいだけどそれでもやっぱり結果はわからなかった。

・・・・・・ううん、違う。

今このことを思い出した。

自分で脳をフル回転させてるうちに陽汰がリビングに来た。

私と陽汰はダイニングテーブルの椅子に座った。

「優架、陽汰」

お母さんのその言葉だけなのに私と陽汰は背筋を凍らせた。

「お母さんとお父さん、離婚することにしたの」

短くとも重いその言葉は、覚悟していたとは言え重すぎた。

「「・・・・・・うん」」

陽汰もきっと離婚するんだろうと思っていたのだろうかそうとだけ言った。

「それでね、陽汰はお父さんに。優架はお母さんと一緒に別々で暮らすことにするの」

「っ・・・・・・!」