ライバルの君が番になるとき。

家にて。

私は“一人で”晩御飯を食べた後、誰も帰ってこずに寝た。

寝た後に私は気付いていないけどお父さんとお母さんと弟が帰ってきた。

そして、朝。

「お母さんお父さん、あのさがっこ「優架、後で聞くから今はお母さんとお父さんの話。聞いてほしい」

リビングへ行き、学校の検査でΩと分かったことを伝えようと『学校で』と言いかけた所でお母さんに遮られた。

お父さんとお母さんの話・・・・・・。

「・・・・・・陽汰(ようた)起こす?」

陽汰は中1の私の弟で古屋と背格好がそっくりだけど、陽汰の方が歳下だからか顔つきは少し子供っぽい。

なんとなくなんの話をされるかは予想がどうしても付いてしまう。

どうしてこういう空気が読めてしまうんだろう。

私の脳裏に浮かんだのは『離婚』だけだった。

「うん、そうして」

お母さんにそう言われ、私は陽汰の部屋に向かった。

コンコン

「陽汰、お母さんとお父さんから話があるって」

私がそう陽汰の部屋のドアをノックしながら言った。

その後、ドアの向こうからドタバタドタと音がしたあと、「すぐ行くから!」と声が聞こえ私は先にリビングに戻った。

「陽汰すぐ来るって」