響け!祝福のミュージカル

ダミアンが杖を振る。すると、レオンハルトの近くにあった調度品が紫の光に包まれ、形を変えていく。光が消えた時、その調度品たちは大きな毒蛇や毒蜘蛛に姿を変えていた。

「……邪魔が入ると面倒だな」

ダミアンはそう呟き、杖を振る。すると、毒蛇が衛兵たちと戦うマーガレットたちの方へと向かった。こればかりはレオンハルトも表情を険しくし、ハリエットが「危ない!」と悲鳴を上げる。

「うわぁ!!蛇だ!!」

アントーニョが声を上げた。蛇は速度を上げ、アントーニョたちに向かって牙を向ける。その時だった。

「えい!!」

その一言と共に蛇の首と胴体が切り離される。蛇はもがき苦しんだ後、紫の光に包まれて消えた。カナタが刀を構える。

「僕も戦います!ハリエットさんを助けたいです!」

「カナタ、ありがとう」

レオンハルトはカナタにお礼を言い、ダミアンに杖を向けた。

「これは私とあなたの勝負です。他の探偵社員に魔法をぶつけないでいただきたい」

「……これからはそうするよ。レオンハルト・ジッキンゲン。貴様からハリエットを奪う!」