「ッ!」
ダミアンから距離を取ろうとすると、それを阻止するかのように腕を掴まれる。重いドレスを着た体では満足に抵抗することもできない。
「ハリエットは私と幸せになるんだ。付き合っていた男のことは忘れなさい。ね?」
痛みを感じるほど強く腕を握られ、ハリエットは顔を顰める。ハリエットが痛がっていることに気付き、ダミアンは「すまない」と言い手を離したものの、ハリエットの体は小刻みに震え始めた。
(ダミアン王子と私が結婚?私の好きな人は、お付き合いしているのは、レオンハルトさんなのに!)
そう大きな声で叫びたいものの、その言葉は喉の奥に引っ込んでしまう。そんなことを口にすれば、何をされるのかわからない。王宮にいるのは「ダミアンの味方」であって、「ハリエットの味方」ではないのだ。
「さぁ、そろそろ式の時間だから行こう」
ダミアンに手を引かれ、歩かされる。ハリエットは泣きたくなるのを堪え、ただ重いドレスを引き摺って歩くしかない。
ダミアンから距離を取ろうとすると、それを阻止するかのように腕を掴まれる。重いドレスを着た体では満足に抵抗することもできない。
「ハリエットは私と幸せになるんだ。付き合っていた男のことは忘れなさい。ね?」
痛みを感じるほど強く腕を握られ、ハリエットは顔を顰める。ハリエットが痛がっていることに気付き、ダミアンは「すまない」と言い手を離したものの、ハリエットの体は小刻みに震え始めた。
(ダミアン王子と私が結婚?私の好きな人は、お付き合いしているのは、レオンハルトさんなのに!)
そう大きな声で叫びたいものの、その言葉は喉の奥に引っ込んでしまう。そんなことを口にすれば、何をされるのかわからない。王宮にいるのは「ダミアンの味方」であって、「ハリエットの味方」ではないのだ。
「さぁ、そろそろ式の時間だから行こう」
ダミアンに手を引かれ、歩かされる。ハリエットは泣きたくなるのを堪え、ただ重いドレスを引き摺って歩くしかない。

