やることがないっ……!
午後2時。私は自分の部屋でため息をついた。
普段は何かしているんだけど、今日は全くやることがなかった。
どうしようかな……宿題は全部終わっているし……。
どこか適当に出かけようかな……。
バッグにスマホとお財布を入れて、階段を降りる。
「行ってきます……!」
最寄りの駅につき、街道に沿って進む。
わっ、このお店可愛いっ……!
目を引く場所がたくさんあり、色々な所を見ながら周る。
歩き続けていた時、一つの場所が目にとまった。
か、可愛いっ……!
私の好きなクマのキャラクターのキーホルダー。
色の種類が5種類あって、クレーンゲームに入っている。
ここ、ゲームセンターかな……?行ったことないけど入ってみよう。
足を踏み入れると、すぐに軽快な音楽が流れてきた。
すごいっ……初めてきた場所だ……!
広さに圧倒されつつ、目当てのところに着いた。
近くで見るともっと可愛いっ……!
「ねぇ、そこの可愛いお姉ちゃん」
どの色を狙おうかなっ……。
「お〜い、聞いてる?無視しないでよ」
突然後ろから声がして、振り返ると知らない男の人が2人。
アクセサリーをたくさん付けていて、恐怖心が高まった。
「え、えっと………」
「ねぇこの後暇?俺たちと一緒に行かない?」
「ごめんなさい、用事があるので……」
立ち去ろうと距離をとったけど、手首を掴んできて動けない。
「ちょっとくらいいいじゃん。行こうよ」
こ、怖いっ……。
「――触んないで」
振り払おうとした時、誰かによって手がほどかれた。
「この子に手、出さないでくれる?」
か、海くんっ……!
