恋は身近なところに 〜モテ男子の一途な溺愛〜


ふふっ、猫カフェ楽しかったなぁ……!


あの日から2日経ったけど、余韻が残っている。


今度時間があるときにもう一回行こうかなっ……!


最近、学校でも笑顔でいれることが多くなったと思う。

これも海くんのおかげだ。



それと………。


「お、音乃さん、おはようっ……」


「おはようっ……!」


心なしか、クラスメイトが話しかけてくれることが増えた気がする。


「音乃さん、最近ずっと笑顔だよね……!」


「ね〜!すごい接しやすくなったというか……」


「分かる!美少女だから笑顔だと余計に可愛いよね……!」


な、なんか視線を感じるっ……!

男女問わず話しかけてくれて、友達が欲しかった私には願ったり叶ったりだけど、こういうのには慣れそうもない。


「音乃さん、お、おはようっ!」

声が聞こえて振り返ると、何やら顔を赤くした男の子が。

「おはようっ……!」

不思議に思いながらも挨拶を返す。


「っ……その、み、水谷はまだ来てないの?」


えっ……どうして私に聞くんだろう……?

あっ、同じ実行委員だからとか……!


「うん、まだ来てないと思うよ」


「そっか、ありがとう!」


去っていった男の子が、近くの人と喋り始めたのをみて、プリントを出した。


文化祭の詳細、まとめておかなきゃ……!

それにしても、まだ男の子と話すのは慣れないなぁ……。

海くんとは普通に喋れるけど、そもそも男の子に免疫がないから。

まぁ、それはいいとして資料まとめなきゃ……!



「はぁ……まじで音乃さんと話すの緊張した……」

「ははっ、話すって二言くらいだろ?」

「でもまじで顔綺麗すぎるって……笑ったとき、息止まるかと思った」

「お前だいぶ重症だな……。まぁ彼氏は諦めろよ、水谷がいる限り無理だろ」

「そうだよなぁ……」



男の子達が、そんな会話を繰り広げていたなんて知る余地もなく―――。