いきなり核心を突かれた。そうだ、先生の大事な時間を無駄にさせてはいけないのだ。この時間を作るのに手伝ってくれた真奈美のためにも、私はしっかりしなきゃいけない。
「今日は、先生にお願いがあってきました。私は一介の書店員でこんな事を先生に言うのは不躾だと思います。それでもどうしてもお伝えしたくてきました。どうか......どうか、先生、シマリス出版で『ニコチャンマン』を執筆されるのを辞めないでください。シマリスにはまだ先生のお力が必要なんです。シマリスの柱が先生の『ニコチャン』なんです。お願いします。シマリスで描き続けてください!」
私は背を曲げ、頭を思い切り深く下げた。
そんな私を見て、萌が「ママー?」と不思議そうな声をあげた。
「......困ったわね」
ふう、と先生は息をつかれた。
困る?それではやはりもうシマリスと縁を切る準備に入っていたんだろうか。
どうかそんな事がありませんように、という気持ちが滲む目で先生を見つめた。
「ちょっと聞いていいかしら。あなた書店員さんなんでしょう。シマリスの社員がこう言ってくるのはわかるけれど、あなたが言ってきたっていうのはどうして?」
「そ、それは......」
まさか横にいる萌がシマリスの社長の娘だからです、とは言えない。
「私の恩人がシマリス出版にいるんです。その人をどうしても助けたくてここに来ました」
「ふうん」
先生は私に背を向けて机の下の方をごそごそやり始めた。
しばらくして先生が私に差し出したのは一冊のスケッチブックだった。
「これこれ。担当編集者が変わるときに必ず見てもらってるの。私が初めてシマリス出版に持ち込んだ絵本の原型」
そのスケッチブックの紙はもう黄ばんでいて、そっと扱おうと思った。ページを捲ると今のニコチャンマンとはちょっと違うキャラクターがたくさん描かれていた。
先生はにっこり微笑んだ。
「まったく売れていないときに、このスケッチブックを見せてシマリスの編集者に拾ってもらったの。よくこんな落書きみたいなものでゴーサインを出してくれたもんだ、って未だに思うわ。いい?私にとっても、シマリス出版は恩人よ、飛びぬけてね」
私は目を見開いた。
「それじゃ......」
「ええ。シマリス出版での執筆を辞める気はさらさらないわ。コメンテーターがなんて言ってたか知らないけど私は逮捕って聞いて『まあ残念ですね』って言っただけよ。メディアなんて言いたい放題だからいちいち否定する気にもならない」
「よかった......!」
私は思わず涙ぐんでしまった。
先生は眉毛をはの字にして笑った。
「心配しすぎよ。安心しなさい。シマリスはしっかりした出版社よ。ちょっとのことじゃ揺らがないわ。長いつきあいの私が言うんだから間違いない」
「ありがとうございます......」
安心という言葉がこれほど大きく心に響いたことはなかった。
大丈夫だって、彰良さん。彰良さんの仕事がこれからもうまくいきますように。
胸の内でそう呟いていると、先生がそうだ、と声をあげた。
「ねえ、あなた真奈美のお友達なんでしょ。書店員ってことは同僚なのかしら。あの子、ちゃんとやれてる?」
今の先生は絵本作家の大先生の顔じゃなくて、一人の叔母の顔になっていた。私は何だか嬉しくなってしまった。
「はい。とても仕事に真面目で、私も助けてもらったことがあります。頼りになる大事な友人です」
合コンで女豹になる話はもちろん伏せておく事にした。
【 彰良side 】
副社長の清隆が逮捕された。俺は株主や取引先や金融機関に対し、事業継続への影響と今後の対策を丁寧に説明する必要があり、多忙を極めていた。
清隆の奴、こんな事になるなんて。そして清隆の行動を把握できていなかった自分のふがいなさが情けなかった。
清隆は副社長解任となった。もちろんそれだけでは事は終わらない。上層部にはやはり動揺が走っていた。俺は時間が都合つく限り話し合い、今後の展開をスムーズにさせるよう動いた。
時間がいくらあっても足りなかったが、清隆逮捕のニュースはさほど広がりを見せずなんとかおさまった。読者からの支持ががくん、と落ちる事は予想できた。もう少し先にやるはずだったシマリス60周年イベントを前倒しでやったりして、シマリスの盤石さをアピールしたりした。
そのせいか、児童書や絵本の売り上げの減数は一次的に起こったもののすぐに回復することができた。
そしてシマリス一番のヒットメーカー岡崎先生の『ニコチャンマン』の新刊が予定通り刊行されたのも大きかった。『ニコチャン』は数字を落とさずに売れてくれ、社員たちの心を大きく癒した。
そんな経緯があったので、清隆の後処理が終わった頃、俺は『ニコチャン』の作者岡崎先生の元へ挨拶に行くことにした。清隆の逮捕劇のお陰で週刊誌記者が岡崎先生の元に行ったりしていて迷惑をかけてしまった。クリーンなイメージを大事にしてシマリスではもう書きません、と言ってもおかしくないのに、発売日を早めてまで協力してくれた。感謝しかない。
岡崎先生の邸宅に行く前に書店の前を通りかかったので車を停めて店に入った。この店は初めてだ。俺はいつもそうするように、まず文庫のPOPを探して深雪が書いたものがないか探す。書店内をぐるりと回り深雪に似たスタッフがいないか確認する。
ふう、と肩を落とす。この店でもない。深雪が去ってから三年経ったというのに未だに深雪の居場所がわからない。本当に日本中を旅して回っているのだろうか。それを本気で考えれば海外にいることだってあるだろう。......いや、いないと思えばそうなってしまう。書店を見かけたら深雪を探す。これは徹底する。自分との約束だ。
いつものように児童書の棚でうちの本が並べられているのに安堵して、店から出ようとしたときだった。通りがかった雑誌のコーナーで目を引くものがあった。
深雪の表紙?
はっとして目に止まったその雑誌を手にして表紙をよく見ると深雪ではなかった。なんでも深雪に見えてしまう時期は通り過ぎていた。俺はすぐにピンときた。
これは山本沙雪。芸名はリカ。深雪の双子の姉だ。
相変わらず華のある顔をしている。ついに全国区の雑誌にも載れるようになったのか。福岡で会った時は、女優になるだろうと思ったがモデルの方が今はメインのようだ。
俺は手にした雑誌を買うことにした。リカのインタビューに何か深雪につながるヒントがあるかもしれない。
岡崎先生の邸宅に到着する。壁には蔦が伸び、いつ見ても魔女が出てきそうな趣きのあるお屋敷だ。岡崎先生の茶目っ気でわざとそうしているんじゃないかと思う。
俺は家政婦さんに案内され岡崎先生の仕事部屋の前に来た。ノックして「藤堂です」
と言うと「入って」と声がする。
ドアを開けるといつものように本の山に囲まれ、埋もれるように先生がいた。俺は今回のことを丁寧に詫び、新刊の執筆について大いに感謝した。
話をしている間に家政婦さんがお茶を持ってきてくれた。さわやかな香りがする。
「ペパーミントのハーブティ。すっきりして集中力が上がるから最近、こればかり飲んでるの」
岡崎先生が微笑んだ。俺もそのお茶を美味しく頂いた。岡崎先生はもともと気分屋ではない。コツコツ努力する地道な方だ。
これからの『ニコチャンの』のイベントの企画や、書いてほしいテーマの話などしていたら結構な時間が過ぎていた。
「それでは社に戻ります。時間を割いていただいて、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」
広げたファイル類を鞄にしまっていると、雑誌を一冊かばんに入れ損ねた。さっと手にして改めてかばんに入れようとしたとき先生が言った。
「あら?その雑誌の表紙の人。どこかで見たことがあるわ」
さっき書店で買った沙雪の表紙の雑誌だった。岡崎先生と沙雪に何か接点があったのだろうか。先生も沙雪のネットドラマを見ていたとか......でも先生がドラマ好きなんて聞いたことがないし、アナログ派でそんなにネットも見ていないはずだ。それがなんで。
「ああ、思い出した。この間、姪の友人が来たのよ。その子に似てるんだわ」
「姪御さんの。そうでしたか......」
沙雪は流行りのメイクなどをしているから、きっと似て見えたのだろう。
「その方、書店員さんでね。それなのにシマリスで『ニコチャン』を書き続けてくださいって必死に懇願されたの。かわいいでしょう。シマリスに彼氏でもいるのかしらね」
書店員...沙雪と似ている書店員と言ったら深雪じゃないか。
「その方の名前ってわかりますか」
俺ははやる気持ちを押さえ、先生にきいた。
「ええ。確か......ここにメモしたのよね。あった。山本深雪さん。福岡からわざわざ来てくれたのよ。姪の同僚でね、姪の話で盛り上がったからよく覚えてるわ」
どくん、と鼓動が鳴った。ついに深雪の足取りをつかんだ。
「本当に福岡から来たと?」
喉がカラカラになっている。先生に失礼のないようにと頭の隅で思いながらも焦る気持ちが募る。
「ええ、そう言ってたわ。東京で姪と仕事してたけど今は福岡ですって」
「そうでしたか。ひょっとしたら俺のよく知る知人かもしれなくて失礼しました」
「そうだったの。かわいい娘さんを連れていたわ。三歳くらいだったかしらね」
娘......?
頭を殴られた気がした。福岡で結婚して娘がいる、ということなのだろうか。だとしたら辻褄があう。俺との連絡を絶ったのも他に男がいたから。だがあんなに男性に奥手だった深雪にそんなことがあり得るだろうか。
「今日は、先生にお願いがあってきました。私は一介の書店員でこんな事を先生に言うのは不躾だと思います。それでもどうしてもお伝えしたくてきました。どうか......どうか、先生、シマリス出版で『ニコチャンマン』を執筆されるのを辞めないでください。シマリスにはまだ先生のお力が必要なんです。シマリスの柱が先生の『ニコチャン』なんです。お願いします。シマリスで描き続けてください!」
私は背を曲げ、頭を思い切り深く下げた。
そんな私を見て、萌が「ママー?」と不思議そうな声をあげた。
「......困ったわね」
ふう、と先生は息をつかれた。
困る?それではやはりもうシマリスと縁を切る準備に入っていたんだろうか。
どうかそんな事がありませんように、という気持ちが滲む目で先生を見つめた。
「ちょっと聞いていいかしら。あなた書店員さんなんでしょう。シマリスの社員がこう言ってくるのはわかるけれど、あなたが言ってきたっていうのはどうして?」
「そ、それは......」
まさか横にいる萌がシマリスの社長の娘だからです、とは言えない。
「私の恩人がシマリス出版にいるんです。その人をどうしても助けたくてここに来ました」
「ふうん」
先生は私に背を向けて机の下の方をごそごそやり始めた。
しばらくして先生が私に差し出したのは一冊のスケッチブックだった。
「これこれ。担当編集者が変わるときに必ず見てもらってるの。私が初めてシマリス出版に持ち込んだ絵本の原型」
そのスケッチブックの紙はもう黄ばんでいて、そっと扱おうと思った。ページを捲ると今のニコチャンマンとはちょっと違うキャラクターがたくさん描かれていた。
先生はにっこり微笑んだ。
「まったく売れていないときに、このスケッチブックを見せてシマリスの編集者に拾ってもらったの。よくこんな落書きみたいなものでゴーサインを出してくれたもんだ、って未だに思うわ。いい?私にとっても、シマリス出版は恩人よ、飛びぬけてね」
私は目を見開いた。
「それじゃ......」
「ええ。シマリス出版での執筆を辞める気はさらさらないわ。コメンテーターがなんて言ってたか知らないけど私は逮捕って聞いて『まあ残念ですね』って言っただけよ。メディアなんて言いたい放題だからいちいち否定する気にもならない」
「よかった......!」
私は思わず涙ぐんでしまった。
先生は眉毛をはの字にして笑った。
「心配しすぎよ。安心しなさい。シマリスはしっかりした出版社よ。ちょっとのことじゃ揺らがないわ。長いつきあいの私が言うんだから間違いない」
「ありがとうございます......」
安心という言葉がこれほど大きく心に響いたことはなかった。
大丈夫だって、彰良さん。彰良さんの仕事がこれからもうまくいきますように。
胸の内でそう呟いていると、先生がそうだ、と声をあげた。
「ねえ、あなた真奈美のお友達なんでしょ。書店員ってことは同僚なのかしら。あの子、ちゃんとやれてる?」
今の先生は絵本作家の大先生の顔じゃなくて、一人の叔母の顔になっていた。私は何だか嬉しくなってしまった。
「はい。とても仕事に真面目で、私も助けてもらったことがあります。頼りになる大事な友人です」
合コンで女豹になる話はもちろん伏せておく事にした。
【 彰良side 】
副社長の清隆が逮捕された。俺は株主や取引先や金融機関に対し、事業継続への影響と今後の対策を丁寧に説明する必要があり、多忙を極めていた。
清隆の奴、こんな事になるなんて。そして清隆の行動を把握できていなかった自分のふがいなさが情けなかった。
清隆は副社長解任となった。もちろんそれだけでは事は終わらない。上層部にはやはり動揺が走っていた。俺は時間が都合つく限り話し合い、今後の展開をスムーズにさせるよう動いた。
時間がいくらあっても足りなかったが、清隆逮捕のニュースはさほど広がりを見せずなんとかおさまった。読者からの支持ががくん、と落ちる事は予想できた。もう少し先にやるはずだったシマリス60周年イベントを前倒しでやったりして、シマリスの盤石さをアピールしたりした。
そのせいか、児童書や絵本の売り上げの減数は一次的に起こったもののすぐに回復することができた。
そしてシマリス一番のヒットメーカー岡崎先生の『ニコチャンマン』の新刊が予定通り刊行されたのも大きかった。『ニコチャン』は数字を落とさずに売れてくれ、社員たちの心を大きく癒した。
そんな経緯があったので、清隆の後処理が終わった頃、俺は『ニコチャン』の作者岡崎先生の元へ挨拶に行くことにした。清隆の逮捕劇のお陰で週刊誌記者が岡崎先生の元に行ったりしていて迷惑をかけてしまった。クリーンなイメージを大事にしてシマリスではもう書きません、と言ってもおかしくないのに、発売日を早めてまで協力してくれた。感謝しかない。
岡崎先生の邸宅に行く前に書店の前を通りかかったので車を停めて店に入った。この店は初めてだ。俺はいつもそうするように、まず文庫のPOPを探して深雪が書いたものがないか探す。書店内をぐるりと回り深雪に似たスタッフがいないか確認する。
ふう、と肩を落とす。この店でもない。深雪が去ってから三年経ったというのに未だに深雪の居場所がわからない。本当に日本中を旅して回っているのだろうか。それを本気で考えれば海外にいることだってあるだろう。......いや、いないと思えばそうなってしまう。書店を見かけたら深雪を探す。これは徹底する。自分との約束だ。
いつものように児童書の棚でうちの本が並べられているのに安堵して、店から出ようとしたときだった。通りがかった雑誌のコーナーで目を引くものがあった。
深雪の表紙?
はっとして目に止まったその雑誌を手にして表紙をよく見ると深雪ではなかった。なんでも深雪に見えてしまう時期は通り過ぎていた。俺はすぐにピンときた。
これは山本沙雪。芸名はリカ。深雪の双子の姉だ。
相変わらず華のある顔をしている。ついに全国区の雑誌にも載れるようになったのか。福岡で会った時は、女優になるだろうと思ったがモデルの方が今はメインのようだ。
俺は手にした雑誌を買うことにした。リカのインタビューに何か深雪につながるヒントがあるかもしれない。
岡崎先生の邸宅に到着する。壁には蔦が伸び、いつ見ても魔女が出てきそうな趣きのあるお屋敷だ。岡崎先生の茶目っ気でわざとそうしているんじゃないかと思う。
俺は家政婦さんに案内され岡崎先生の仕事部屋の前に来た。ノックして「藤堂です」
と言うと「入って」と声がする。
ドアを開けるといつものように本の山に囲まれ、埋もれるように先生がいた。俺は今回のことを丁寧に詫び、新刊の執筆について大いに感謝した。
話をしている間に家政婦さんがお茶を持ってきてくれた。さわやかな香りがする。
「ペパーミントのハーブティ。すっきりして集中力が上がるから最近、こればかり飲んでるの」
岡崎先生が微笑んだ。俺もそのお茶を美味しく頂いた。岡崎先生はもともと気分屋ではない。コツコツ努力する地道な方だ。
これからの『ニコチャンの』のイベントの企画や、書いてほしいテーマの話などしていたら結構な時間が過ぎていた。
「それでは社に戻ります。時間を割いていただいて、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」
広げたファイル類を鞄にしまっていると、雑誌を一冊かばんに入れ損ねた。さっと手にして改めてかばんに入れようとしたとき先生が言った。
「あら?その雑誌の表紙の人。どこかで見たことがあるわ」
さっき書店で買った沙雪の表紙の雑誌だった。岡崎先生と沙雪に何か接点があったのだろうか。先生も沙雪のネットドラマを見ていたとか......でも先生がドラマ好きなんて聞いたことがないし、アナログ派でそんなにネットも見ていないはずだ。それがなんで。
「ああ、思い出した。この間、姪の友人が来たのよ。その子に似てるんだわ」
「姪御さんの。そうでしたか......」
沙雪は流行りのメイクなどをしているから、きっと似て見えたのだろう。
「その方、書店員さんでね。それなのにシマリスで『ニコチャン』を書き続けてくださいって必死に懇願されたの。かわいいでしょう。シマリスに彼氏でもいるのかしらね」
書店員...沙雪と似ている書店員と言ったら深雪じゃないか。
「その方の名前ってわかりますか」
俺ははやる気持ちを押さえ、先生にきいた。
「ええ。確か......ここにメモしたのよね。あった。山本深雪さん。福岡からわざわざ来てくれたのよ。姪の同僚でね、姪の話で盛り上がったからよく覚えてるわ」
どくん、と鼓動が鳴った。ついに深雪の足取りをつかんだ。
「本当に福岡から来たと?」
喉がカラカラになっている。先生に失礼のないようにと頭の隅で思いながらも焦る気持ちが募る。
「ええ、そう言ってたわ。東京で姪と仕事してたけど今は福岡ですって」
「そうでしたか。ひょっとしたら俺のよく知る知人かもしれなくて失礼しました」
「そうだったの。かわいい娘さんを連れていたわ。三歳くらいだったかしらね」
娘......?
頭を殴られた気がした。福岡で結婚して娘がいる、ということなのだろうか。だとしたら辻褄があう。俺との連絡を絶ったのも他に男がいたから。だがあんなに男性に奥手だった深雪にそんなことがあり得るだろうか。



