「♪〜」
歌いつつ、眼前に迫り来る巨人のこぶしを見ながら、私は後悔していた。
……あと1箇所で歌い切れば終わりだと思って、油断したのがよくなかったんだろう。
最初にいた場所では、悲鳴や破壊音は遠くから聞こえた。
2箇所目は、より近くから聞こえた。
3箇所目は、さらに近くから聞こえた。
つまり、町を破壊している何者かが移動していないとすると、
何者かに私のほうから近づいていっていた。
今思えば、こうして鉢合わせてしまうのも、必然。
当たったら致命傷。
歌をやめて回避を試みることも考えたけど、私の身体能力じゃ避けられない。
ゲームだから本当に私が死ぬわけじゃないけど、死亡ペナルティを受けた上で教会送りになる。
魔法陣が完成するか、こぶしが私に届くか。
どう考えたって、巨大なこぶしが私に当たるほうが先――の、はずだった。
「……危ない!」
叫び声と共に、人影が割り込んできたりしなければ。
歌いつつ、眼前に迫り来る巨人のこぶしを見ながら、私は後悔していた。
……あと1箇所で歌い切れば終わりだと思って、油断したのがよくなかったんだろう。
最初にいた場所では、悲鳴や破壊音は遠くから聞こえた。
2箇所目は、より近くから聞こえた。
3箇所目は、さらに近くから聞こえた。
つまり、町を破壊している何者かが移動していないとすると、
何者かに私のほうから近づいていっていた。
今思えば、こうして鉢合わせてしまうのも、必然。
当たったら致命傷。
歌をやめて回避を試みることも考えたけど、私の身体能力じゃ避けられない。
ゲームだから本当に私が死ぬわけじゃないけど、死亡ペナルティを受けた上で教会送りになる。
魔法陣が完成するか、こぶしが私に届くか。
どう考えたって、巨大なこぶしが私に当たるほうが先――の、はずだった。
「……危ない!」
叫び声と共に、人影が割り込んできたりしなければ。



