そして、500キロ離れたキミと手を繋ぐ


 ……。
 正直、りっくんと一緒に戦えたあの日が、人生で楽しかったことランキング2位なんだよね。

「…………埋め合わせはちゃんとするから」

 そう言って、『うん、一緒に出よう』と打ち込み、送信。
 それを友達に見せる。

 友達はいたずらっぽく笑った。

「それじゃあ今度どこか遊びに行かない?」
「もちろん!」







 あっという間にイベント当日。
 色んな人に……本当に色んな人に、なんなら初対面の人にもパーティに入らないかと誘われたけど、りっくんと組むと話したら本当に全員すっぱり諦めてくれた。りっくんすごい。

「じゃ、今日はよろしくね!」
「こちらこそ」

 参加登録も作戦会議も済ませたから、あとはただ待っていれば、イベント開始時刻にイベント開催場所へ自動でワープすることになる。
 私は比較的落ち着いた状態で、りっくんに笑いかけていた。