りっくんからのメッセージ通知。
……自然な流れで飛び出したそんな言葉に、心臓が止まったような気分になった。言われてみれば、りっくんが目の前にいるからメロディーが湧いてくる感じだし、りっくんがいれば、可能だと思う。
思うんだけど、現実味がないというか。
歌を即興で歌うことなんて、もう二度とないと、思い出の中の話だと、そう思っていたから。
……ああ、そっか。
私が言った「忘れない」は、大切に思い出としてしまっておく感じで、
IDを覚えていたりっくんの「忘れない」は、そうじゃない。
そんなことを考えていると、次々にメッセージが来た。
『次のイベントの情報出ててさ』
『パーティ組んで参加するPKありのボス攻略』
『2人で組まない?』
……。
すぐポケットに戻せるように意識したせいで変な姿勢のままでいた、私の視界に友達がひょっこり顔を突っ込んできた。
「――とかどう!?」
「い、良いんじゃないかな」
まずい聞いてなかった。友達の目が細められる。
「珍しい……私以外とまともに連絡を取らない鳴海ちゃんが私の前でスマホを見ている……しかも勉強しながらでも会話できるタイプなのに、私の会話が聞こえていないご様子……」
「何その反応ちょっと怖いよ!?」
……自然な流れで飛び出したそんな言葉に、心臓が止まったような気分になった。言われてみれば、りっくんが目の前にいるからメロディーが湧いてくる感じだし、りっくんがいれば、可能だと思う。
思うんだけど、現実味がないというか。
歌を即興で歌うことなんて、もう二度とないと、思い出の中の話だと、そう思っていたから。
……ああ、そっか。
私が言った「忘れない」は、大切に思い出としてしまっておく感じで、
IDを覚えていたりっくんの「忘れない」は、そうじゃない。
そんなことを考えていると、次々にメッセージが来た。
『次のイベントの情報出ててさ』
『パーティ組んで参加するPKありのボス攻略』
『2人で組まない?』
……。
すぐポケットに戻せるように意識したせいで変な姿勢のままでいた、私の視界に友達がひょっこり顔を突っ込んできた。
「――とかどう!?」
「い、良いんじゃないかな」
まずい聞いてなかった。友達の目が細められる。
「珍しい……私以外とまともに連絡を取らない鳴海ちゃんが私の前でスマホを見ている……しかも勉強しながらでも会話できるタイプなのに、私の会話が聞こえていないご様子……」
「何その反応ちょっと怖いよ!?」



