夜。
部屋へ戻ったあとも、
リリィは眠ることができなかった。
ベッドへ横になっても、
目を閉じれば 地下室の光景が浮かぶ。
乾いた銃声に冷たいレオンの目。
そして
“守るためには、切り捨てることも必要なんだ”
あの言葉。 胸の奥が、ずっとざわついていた。
「眠れない···」
小さく呟き、リリィはそっとベッドを抜け出す。
部屋の扉を静かに開け、廊下へ出た。
夜の屋敷は静かだった。昼間とは違う、
ひんやりとした空気。
リリィはなんとなく、そのまま歩き出す。
寝付けない時。昔から、外の空気を吸うのが好きだった。
そして辿り着いたのは、中庭の小さな庭園。
月明かりに照らされた花々。
静かな噴水の音。
夜風に揺れる草木。
その時
ふと、人影がみた
「え?」
そこにいたのは、 レオンだった。
大きな木にもたれ、腰を下ろし
片手に吸いかけの煙草を持ち
ぼうとしている。
月明かりに照らされた横顔。
昼間地下室で見た、
冷たい
“ボス”
の顔とは違う。
どこか、疲れて見えた。
リリィに気づいたレオンは、
ゆっくり視線を向ける。
「···お前か」
低い声。
でも、 昼間ほど冷たくない。
「あ、ごめんなさいっ」
邪魔してはと思い、リリィは立ち去ろうとするも
「なぁ」
「···?」
「逃げようと思えば逃げれるのに。なんで留まるんだ」
レオンは煙草を消しながら
呟く。
部屋へ戻ったあとも、
リリィは眠ることができなかった。
ベッドへ横になっても、
目を閉じれば 地下室の光景が浮かぶ。
乾いた銃声に冷たいレオンの目。
そして
“守るためには、切り捨てることも必要なんだ”
あの言葉。 胸の奥が、ずっとざわついていた。
「眠れない···」
小さく呟き、リリィはそっとベッドを抜け出す。
部屋の扉を静かに開け、廊下へ出た。
夜の屋敷は静かだった。昼間とは違う、
ひんやりとした空気。
リリィはなんとなく、そのまま歩き出す。
寝付けない時。昔から、外の空気を吸うのが好きだった。
そして辿り着いたのは、中庭の小さな庭園。
月明かりに照らされた花々。
静かな噴水の音。
夜風に揺れる草木。
その時
ふと、人影がみた
「え?」
そこにいたのは、 レオンだった。
大きな木にもたれ、腰を下ろし
片手に吸いかけの煙草を持ち
ぼうとしている。
月明かりに照らされた横顔。
昼間地下室で見た、
冷たい
“ボス”
の顔とは違う。
どこか、疲れて見えた。
リリィに気づいたレオンは、
ゆっくり視線を向ける。
「···お前か」
低い声。
でも、 昼間ほど冷たくない。
「あ、ごめんなさいっ」
邪魔してはと思い、リリィは立ち去ろうとするも
「なぁ」
「···?」
「逃げようと思えば逃げれるのに。なんで留まるんだ」
レオンは煙草を消しながら
呟く。



