Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

「どうして···」
消えてしまいそうな、リリィの
か細い声。

「1度でも許せばな。そこから歪みが生まれるんだよ。そうやって組織は崩れてく。」

淡々とした
感情を押し殺したような、冷たい声のレオン。

でも。
冷たいはずなのに。
その奥に、ほんの僅かな苦さが滲んでいた。



(レオン···)

「守るためには、切り捨てることも必要だ。」


レオンは落ち着いた声でリリィへと
伝えると
静かに地下室を後にした。




「お嬢さんは部屋で休んだ方がいい。歩ける?」

優しい、カインの声。

「···はい」