Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

「ルカ」
レオンの低い声が地下牢に響く。

「はい」
ルカは当然のように、
懐から銃を取り出し、レオンへ手渡した。
そこに一切迷いはない。同情もない。
ただ、命令に従うだけの冷たい声。

(え? もしかして···撃つの?)

ドクドクと、リリィの鼓動が速くなる。


その時。
リリィの存在に気づいたカインが、
小さく息を吐いた。

「レオン。後ろにお嬢さんいるけど」
落ち着いた声。
けれど、レオンは振り返りもしない。

「それがなんだよ」

カチャ··
静かな音を立て、リボルバーが回る。
リリィは見ていられず、 思わず前へ飛び出した。

「待って···!」
震える声。

「理由あるのに··。仲間なんでしょ!?」

その言葉に、カインは小さく息を吐く。

「甘いな、お嬢さん」

「え···?」