Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

“はぁ”
と小さく息を吐き、
レオンは椅子へ深くもたれかかった。

“ヴァイス”

それは、ノクティスと長く敵対している組織。
最近、 妙にこちらの動きが読まれていた理由。
その正体が、ソルジャーによる密告だった。

「どこまで流れた?」


「内部の動きを少しだけ。だから最近、向こうの動きが妙に早かったんだろうね」

レオンは表情を変えないまま、
静かに話を聞いていた。



「···他には?」

するとカインは、 わずかに目を細める。
「それ以上は吐いてない。ちなみに、お嬢さんの存在はまだバレてないよ」


その言葉に、 レオンの視線がほんの僅かに
動いた。
カインはその変化を見逃さなかった。


そしてそのまま続けた。

「一昨日、お嬢さんを追ってた連中。指示してた奴らは、もう潰しておいたしね」


「そうか」
短い言葉なのに。どこか安心したような声。