Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

「お前を“モノ”として置くなら。檻にでも入れてる」

「檻って笑。でもまぁ、レオンの言う通りかもね」
横で、カインがふと笑う。

一方で頭がおいつかないリリィ。

(どうゆうこと?今までなら···。)


今までなら
“力”
を持っていると分かった瞬間
閉じ込められていた。
逃げないように。
逆らわないように。

“所有物”として。

でも···今は違う。

こうして一緒に食事なんて
絶対有り得なかった。


「部屋与えてる時点で理解しろよ」

どこかため息まじりな 少し呆れた声のレオン。

コーヒーを飲み終え
“カイン、そろそろ行くぞ”
と言い先にダイニングを出た。

ドアが閉まると同時に ふと笑うカイン。

「まったく。相変わらず素直じゃないな、レオンは。」

「··カインさん、えっと··」

困り果てるリリィに カインは

「お嬢さんの力は少なからず、使わせてもらうよ。でも、道具扱いなんてしない。女の子いじめるの嫌いだし。···あ、でもそっちが希望なら遠慮なく俺に言ってね。」

と柔らかな笑みをみせるカイン。
どこか少しからかうみたいに。

「··はい··」

カインの最後の言葉を
理解できていないリリィは
少しポカンとした表情になる。
それをみて
またふと笑うカイン。

そして
“ゆっくりしていいからね”
とリリィに伝え、カインも部屋をでた。