Nocturne of Light~ノクターン オブ ライト~

カインは頬杖をつきながら、 楽しそうに続ける。

「そりゃねぇ。シグナを整えられる存在なんて、どこの組織でも喉から手が出るほど欲しい」


「暴走抑えられるし、戦力安定するし。手すりゃ勢力図まで変わる」

さらっと言うカイン。 その内容は重かった。

リリィの指先が、 小さく震える。

(やっぱり···)

利用価値。
自分はその道具扱いな存在。

結局、 自分はそれなんだ。
そんな考えが浮かびかけた。

不安でいっぱいのリリィ。
そんなリリィをみて見かねたのか、

レオンは軽く息を吐き



「勘違いするな」

「えっ···?」

まっすぐリリィへと 向けられる レオンの黒い瞳。