さあ、どっちにするの?

「累翔、界翔!早く朝ごはん食べないと遅刻しちゃうよ!」

私、日永瑠奈。13歳。

いつも通り、双子の幼馴染を迎えに来たのだけれど…。

まさかの朝ご飯を食べていないっていう大事件!

「わかってるよー」

「え〜、瑠奈が食べさせてくれるんじゃないの〜?」

「食べさせないよ!自分で食べて!」

この2人は、幼馴染の須上(すがみ)累翔(るいと)と界翔(かいと)。

このそっけない方が累翔で、甘えん坊なのが界翔。

わ!もうこんな時間!

「ほら、早く!」

「「はーい」」

―――――
「きゃーー!!」

あちこちから黄色い声が上がる。

実は…累翔と界翔は超イケメンで超モテている。

「うわ、今日も天使級の可愛さだな」

「だな、く〜!累翔と界翔が羨ましい!」

「いつもあの2人が居るもんな〜」

なんか言われてるけど、害意は無さそうだからいいか。

「ほんとに瑠奈モテるよな」

「ね〜!俺たちの瑠奈なのに!」

な…!

「私は2人のじゃありません!」

「え〜、そうなの〜?」

「そうです!」

全くもう…。

2人とも、いつもこんな事言う。

私は別に、2人の幼馴染ってだけなのにな。

「よーし、教室とうちゃーく!」