それからと言うもの、春休み中はいつも1人だった朝ごはんと昼ごはんには彼がいて。
いつでも涼しくて広いテーブルを使えるリビングで宿題をする時には彼がいて。
テニスコートに足を運ぶと着いてきてくれた彼とテニスをして。
最終的にはめっちゃ仲良くなった。
お互いの性格が奇跡的マッチ。それはそれはこれ以上ないやろってぐらい。
「ねぇ今日はバドミントン」
「いいよ」
これだけ。
会話がこれだけで良かったのだ。
これだけ言いさえすれば全てを理解してくれて、私に続いてバドミントンラケットを取りに来てくれる。
なんて快適。
彼と過ごした1週間は私の人間不信を少しだけ改善させる素晴らしい思い出となった。
かと言って、周りから敵は減らないけど。
学校に一歩でも足を踏み入れたら少し治った人間不信なんてすっかり元通り。
もう疲れたのだ。私疲れちゃった。だから父に言ったのだ。



