うっそだぁ〜。
私の今の心境を一言で表すとこれである。
親は大企業の社長さんで家柄もよく何不自由なく暮らしてきた私の周りは敵だらけだった。
ちょっと油断して隙を見せたらズルズル嫌な方向に誘導され、ドカーンと爆弾落とされちゃう。
タチの悪いことにぱっと見味方に見えるのに実は敵でしたぁー!な奴が多すぎた。
そんな目に小学生の頃からあい続けていたら当たり前のように人間不信になった。
誰が味方で誰が敵かなんて関係ない。誰とも関わらなければ傷つきもしない。
────そんな私の転機は春休み。
父に呼び出されて向かったリビングにいた“ある男の子”だった。
一言で言うなら超絶クールイケメン。そして瞳の色が緑色でとてもきれい、吸い込まれそうになる。
「今日から数日一緒に暮らすことになった。仲良くしてくれよ」
いわく、彼の両親と父は出張に行くらしい。子供の預け先として使用人が山ほどいるここになったという。
いやー事前に一言伝えろよ。と色々思ったけど異性同士であることを配慮して部屋は端と端だったし、向こうも私もクール系だから無駄に関わらないかな?
とか思って了承した。


