「ねえ、聞いた?隣のクラスの日葵ちゃん、新歓で知り合った先輩と付き合いだしたんだって」
陽光が一筋に照らす4月の昼休みの食堂。
明るい春の光が私・綻花はるか(ほころびはるか)の食べるパスタを無機質に照らしていた。
私の横で友達の1人である・佐伯芽依(さえきめい)はフォークを止めて、身を乗り出した。
「え、マジ?まだ入学して1週間だよ?早くない?」
「ほんとそれ。いいな~、私も早く彼氏欲しい~」
芽依の言葉にため息をついて頬を机で支えるように口にしたのは、もう1人の友達・一ノ瀬葉月(いちのせはづき)だった。
私は二人の恋バナを他人事のように聞きながら、最後のパスタを飲み込もうとする、はずだった。
「って、またはるか話聞いてなかったでしょ?」
鋭い一撃を突っついてきたのは、意外にも葉月。
私は彼女の言葉をなだめるように口を開く。
「う、まさか、聞いてるって。…でも私はいいよ、彼氏とか恋愛とか。もうお腹いっぱいだわ」
そう本音を淡々と静かに告げると、追い打ちをかけるように、芽依はさっきよりも身を乗り出して、今度は私に距離を詰めてきた。
「またまた~、もううちら大学生じゃん?学校の校則に縛られないわけだし、
大学生こそ社会人になる前の最後の青春!とか言うじゃん?
社会人になったらさ、まーた高校みたいに社会のルールに縛られて、使い駒みたいにきっちり働くわけじゃん?
恋愛するなら今でしょ!もったいないぞ、はるか」
「うーん、けど私勉強とか経験のほうが大事というか…」
陽光が一筋に照らす4月の昼休みの食堂。
明るい春の光が私・綻花はるか(ほころびはるか)の食べるパスタを無機質に照らしていた。
私の横で友達の1人である・佐伯芽依(さえきめい)はフォークを止めて、身を乗り出した。
「え、マジ?まだ入学して1週間だよ?早くない?」
「ほんとそれ。いいな~、私も早く彼氏欲しい~」
芽依の言葉にため息をついて頬を机で支えるように口にしたのは、もう1人の友達・一ノ瀬葉月(いちのせはづき)だった。
私は二人の恋バナを他人事のように聞きながら、最後のパスタを飲み込もうとする、はずだった。
「って、またはるか話聞いてなかったでしょ?」
鋭い一撃を突っついてきたのは、意外にも葉月。
私は彼女の言葉をなだめるように口を開く。
「う、まさか、聞いてるって。…でも私はいいよ、彼氏とか恋愛とか。もうお腹いっぱいだわ」
そう本音を淡々と静かに告げると、追い打ちをかけるように、芽依はさっきよりも身を乗り出して、今度は私に距離を詰めてきた。
「またまた~、もううちら大学生じゃん?学校の校則に縛られないわけだし、
大学生こそ社会人になる前の最後の青春!とか言うじゃん?
社会人になったらさ、まーた高校みたいに社会のルールに縛られて、使い駒みたいにきっちり働くわけじゃん?
恋愛するなら今でしょ!もったいないぞ、はるか」
「うーん、けど私勉強とか経験のほうが大事というか…」



