双葉に咲いた、ニセモノ双子。

あの後、神楽と一緒に影の中の楽園からでた。

心乃華が小鳥遊に連絡をして、黒瀬を呼び出して。

小鳥遊は電話ごしでも耳が痛くなるくらいの大声で叫んでいて、心乃華は顔を顰めていたけど、同時に驚かすことができたと嬉しそうにしていた。



「……神楽」

「んー? どうしたのー?」

「本当に、捕まっちゃっていいのね?」



心乃華が神楽に、目も合わせずに聞く。

神楽は、「あははははっ!」と楽しそうに笑いながら答えた。



「いいのいいのー! 復讐の足場になれるなら本望だよっ!」

「……そう」

「そーそー! それにね? 影の中って過ごしていても、体の時間が進まないの! たくさん生きててねー、飽きちゃった!」