双葉に咲いた、ニセモノ双子。

……それに、目の前のやつが羨ましくて仕方ないから。

わたしも器が大きかったら、すぐに復讐を達成できたと思うのに……って。

ま、言わない……言えないけどね、そんなこと。



「それで、あたしについてのことだったっけ?」

「そうそう。簡単に言うと、わたしたちはあんたを誘拐犯として捕まえにきたって感じ」



わたしの言葉に、少女は驚きもせず頷くばかりだ。

ただニコニコと、話を聞いている。



「そっかー、そっかー! 連れて来た子たちも、嫌がってはないんだけどねー?」

「まぁ、親が訴えてるんだから、そこは関係ないんでしょ」

「実際、いなくなっている子が、いる、し……」



少女は、「うんうん」と頷きながら話を聞いている。

そのまま、微笑みを維持したまま目を閉じた。