双葉に咲いた、ニセモノ双子。

少女が部屋の中にいる少女たちに声をかけると、少女たちは「はーい」とどうでもよさそうに返事をした。

そのことを少女は気にせず、足を踏み鳴らす。

すると、真っ黒から空間ができた時のように風が吹き始め、わたしたちが座っていたソファごと上の方へと移動し始めた。



「ここら辺なら聞こえないかな? うん。それで、秘密のお話ってなぁに?」



再びソファに座った少女が聞いてくる。



「えーっとね! 君についてのことなんだけど……」

「うんうん! あ、ここは誰にも見られてないから、素の口調でいいからねっ!」



……バレていたのか。

まぁ、影の能力だしね……わたしたちの影とか、そういうものを見たのかもしれない。

……よほど、大きい器を持っているんだな。



「あーじゃあもう素でいくわ」

「……いいの? 心乃華」

「だって最近自分を出せなくてイライラしてたんだよ」