双葉に咲いた、ニセモノ双子。

目の前に置かれた、お茶やお菓子、そしてお人形。

わたしたちは誘拐犯である目の前の少女と、お茶会をしていた。



「それでねー、ひとり誘ったらみーんなきちゃったの! この場所を広くしないといけなくなって、大変だったー!」

「「そーなんだ」」



どうやらこの少女は、見かけた女の子を適当に誘拐し、遊びに誘っていただけらしい。

断られたら元の場所に帰していると言っていて、今ここにいるのは帰りたくないとわがままを言っている女の子たちだけと言っていた。

今もお茶を淹れてくれたメイドさんごっこをしている女の子たちは、「今のカッコよかったでしょ!」「ほんとそれ、完璧すぎ」と楽しそうに会話をしている。

わたしたちにも「一緒に遊ぶ?」と聞いてくれて、頷いたからここにいるわけだし。



「……ねぇねぇ、ちょっと秘密のお話がしたいんだ!」

「秘密のお話しかー、わかった! みんな、ちょっと移動するねー!」