双葉に咲いた、ニセモノ双子。

「おっと、ここだここだー!」

「「なにもないよ?」」

「ふっふーん、まーいいから見てなって!」



女の子は胸を張りながら、右足で強く床を踏みつける。

瞬間、風が女の子の足元から吹き上がった。

同時に、ただひたすら黒かっただけの空間が、しっかり部屋だと感じられる空間に変化していく。



「で、扉を開けてーっと!」

「「わー!!」」



女の子が目の前にできた扉を開く。

その先に見えてきたのは、服やお菓子など、いろいろなものが置かれた広い空間。



「ようこそ、影の中の楽園へ!」



女の子は、ニヤリと笑いながらそう告げた。









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